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H2O わくわく発見記

主に植物、科学、国際協力などの分野で出会ったこと、感じたことなどをまとめていきます。今日はどんな出会いが待っているでしょう?いくつになってもワクワク!みなさまよろしく!

モンゴルの動物たち2

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地面に穴を掘って住んでいる「タラバガン」と言う動物です
以前紹介した「ゾラム」にそっくり・・かと思っていたら、実物を見たらずいぶん違っていました。見間違うことはなさそうです
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学名はMarmota sibiricaリス科 マーモット属。ゾラムよりずんぐりむっくりしていて、動きもやや緩慢。
肉が美味しいそうで、また、毛皮もいいと言うことで乱獲されて今では絶滅危惧種。
写真を見せたら同僚のパグマ先生が、なかなか見られないものが見られてラッキーだったねえと言われました。
話題には事欠かない動物で、世界からは殆ど姿を消した恐ろしい「ペスト菌」を持っていたり媒介する蚤を持っていたりで、モンゴル政府からも近づかないようにといわれていますが肉が美味しいと言うことで、人々は採って食べているようです。
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日本軍が第2次世界大戦時にタルバガンを生物兵器ペストノミの生産に利用した、ということもあり、調べて「へぇ~~」がたくさんでした。
大家さんの奥さんによれば、タラバカンは地下に掘る穴が、寝室、子供部屋、食堂などいろいろに分かれていて、人間のような暮らしぶりだと教えてくれました。ゾラムはただの穴で、そういう部屋はないのだそうです。
ところで草食のタラバガン、食堂って、草を蓄えてそこでお食事してたりでしょうか?興味津々ですねえ。冬眠をする動物なので、寝室は凄く暖かいのかなあ・・・とか。
この日はタラバガンを5匹以上は見ました。超ラッキーでしたね

こちらはモンゴルのリス。この森はシベリアマツが多く、リス君達にとって魅力的な森なのでしょう。
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当日案内してくれた大家さんのお孫さんがめざとくリスを見つけ私たちに知らせてくれました。
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遠かったり暗かったりでいい写真ではありませんが、キュートな彼らの姿を見てやってください。
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さて、モンゴルの動物編はこの後どうなるでしょう?後は大物ばかりがのこっています。
出会うのが楽しみなような怖いようなもの達ばかり、オオツノジカやユキヒョウ、クマ、オオカミ・・・・ね?
  1. 2012/05/23(水) 22:43:57|
  2. 植物
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モンゴルのスミレ1

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日曜日にまたまた大家さんが Цэцээ гүн(ツェツェーグン)というUB郊外の一番高い山(2258m)に連れて行ってくれました。
普通に行くと行きに2時間、帰りに1時間だそうで、いつもコースタイムの4倍くらいかかる私はどうなるこっちゃと思いましたが、幸いまだそれ程花はなく、道のりは長かったけれど、上り下りがきついこともなく、往復で5時間はかかりましたが、何とか行ってくることが出来ました。
この山は聖地でもあり、祈りの山でもあるのだそうです

この山で、スミレを2種類見ることが出来ました。
1つめはこれです。(一緒に行った友人が見つけてくれました。とても目が良くいつもいいものをめざとく見つけるのは彼女です)
すみれ1  DSC01747
「外国原産スミレ属」というサイトで調べてViola dactyloides(テガタスミレ) かなと思っていたら、Viola dessecta(マンシュウスミレ) かもしれないと教えていただきました。1個体しかなくて、あまり良くなく、しかも写真も悪いので、ちょっと判定が難しそうです。同様のスミレにこれからたくさんあえるといいのですが。
紫の花に、葉は白毛に覆われたヒゴスミレのように切れ込んだ形。日本基準からすると意外な組み合わせ。
きれいな個体が見たいなあ・・・

きれいな個体にあえたのはこちらViola uniflora でした。
Viola uniflora SDSC01860
最初の1個体(これも友人が第1発見者)で充分興奮しましたが、その後この写真のように野が黄色くなるほど現れました。
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やや湿った野原から、山頂付近の乾燥気味の礫地までいろいろな環境で見られましたが、多分、湿った日当たりのいい場所が一番好みなのではと思われます。
花弁は丸みを帯びて側弁には毛があります
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これは横顔。きょは短くて太いんですね。葉裏にも脈状にたくさんの白毛あり
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葉は花茎の中程から上の方に、切れ込みのある葉です
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なかなか大振りな(高さ6~8㎝)迫力のあるモンゴルのキスミレ、お知り合いになれて光栄でした~~~~
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(スミレ1としましたが、もっといろいろ出会えて 2,3となることを願っています)
*同定に協力していただきました日本の諸先輩方に深く感謝いたします。
*いつも素敵なものをたくさん発見してくれるTさん、あなたの眼力が欲しい~~、ありがとう!!
  1. 2012/05/22(火) 10:52:13|
  2. 植物
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UBの春 タンポポ

Taraxacum mongolicum      S DSC008161
モンゴルのタンポポ Taraxacum mongolicum は山の草原にも咲いていましたが、UBの公園や街角でも春の日だまりで花をつけています。

総苞はまっすぐで、相変わらず突起はそんなに目立ちません(参考サイトには目立つと書いてあったのですが・・・)
Taraxacum mongolicum      S DSC007901
強い風から身を守るせいか地面にぺったり張り付いて咲いていますが、種をとばすときもそれほど花茎を伸ばさず、地面に張り付いたままか、わずかに花茎を伸ばす程度で種子をとばしているようです。(もっとたくさん見ないと傾向はいえないかもしれませんが)
Taraxacum mongolicum sDSC01597 モンゴルタンポポ
下の写真のタンポポは花の咲き方が違っているなあと思ったら総苞が反り返っていました。もしかしてセイヨウタンポポでしょうか?今のところ1個体しか見ていません。
S DSC008141
タンポポと同じ時期に日向に咲いていたこの植物、名前がわかりません。日本で似た植物があった気がするんですが。もしこれに近い!というものがわかったら教えてくださいませ。
S DSC008571
タンポポの咲く日だまりはワンコのお昼寝場所。気持ちよさそうですね~~
こんな日ばかりだといいんですけど
S DSC008681
  1. 2012/05/22(火) 10:37:50|
  2. 植物
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UBの春 ムレスズメCaragana chamlagu

SDSC01585 街路樹
UBの街路樹の樹種はそれ程多くありません。ちょっと回って写真を撮り、名前を調べたらもう殆どが顔なじみになってしまったほど。
この写真のように生け垣状にしてよく使われているのがムレスズメ、マメ科Caragana属の木です。
SDSC01584 ムレスズメ
花がまとまって咲く様子が雀が群れて飛んでいる様だという事からの名のようですが、このときはまだ咲き始めで、とてもそんなふうには見えませんでした

これが花の拡大です
SDSC01586  ムレスズメ
冗談みたいな本当ですが、この木はモンゴルの雀たちの格好の休み場になっていて、文字通り「群れ雀」の木になっています。(ムレスズメ、棘が凄くて良くこんなところで動き回れますね!)
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モンゴルの雀君、頭が灰色で、時たまここを逆立てていると雀じゃあないみたい。
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サマルという松の実を人が食べた後の殻に残っている実が好物のようで、人の近くによって何か食べないかなあといつも期待顔の雀たちです

  1. 2012/05/22(火) 10:22:42|
  2. 植物
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UBの春 木々の目覚め2

ポプラと同時にいち早く花を咲かせたのはこの花。5月6日に始めにこれを撮影したときはなんだか見当がつきませんでした。
S CIMG53261
でもいくつかを見ていくうちに、こんなステージに出会いました。
始めに雄しべが出て、その後から雌しべが育ってくるようです。この雌しべの形・・・わかったぞ!
Siberian elms   Ulmus pumila DSC007571
ハルニレでした。日本のものと同じかどうかわからないのでまた、属名を入れて調べてみるとシベリアニレ(Siberian elms)学名 Ulmus pumila がでてきました。これではないかと思います

これが5月17日撮影のもの果実がだいぶ大きくなっています
S DSC008321
もう葉もかなり展開していました
S DSC008511
これが5月19日、今日撮影したもの。密集してちょっと暑苦しい・・・・
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そしてこれがシベリアニレの木です
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一般的にニレの仲間は素敵な樹形になって、素敵な木陰を作ってくれる木ですが、モンゴルでは乾燥や寒さが厳しく、大木にはなれないのかもしれません。
まだ、モンゴルに来てから大木を見ていません。山でも風雪に耐えて樹形の針葉樹が多い感じです
UBでは、この木はまた、生け垣になっています。

この写真は5月12日の写真。雪が降り、風が強くて吹雪き状態でした。山にも雪が積もり、この後、せっかく緑になっていた山がまた茶色一色に戻ってしまいました
5月12日
そしてこれは5月17日、夏の暑さ。最高気温28℃になり、みな半袖で、アイスクリーム売りも出て、噴水の水を掛け合って遊んでいました。
ウランバートル 噴水
次の日は晴れているにもかかわらず1~5℃くらいの気温、外にでて息が白いのにビックリ!私は半袖で上着もなく外に出てしまいましたよ!だって前の日は夏でしたから・・・・

生物たちにとってこの温度の激変は楽なはずはありません。過酷な環境だなあと思います。
でも、今朝は真っ茶色の山を見てがっかりしていましたが、今日は1日暖かく、夕方にはまたうっすらと緑になっているのをみてビックリでした。
植物君達、たくましいですね。愛おしい気持ちになります。
頑張れ、モンゴルの植物たち!
  1. 2012/05/19(土) 23:11:38|
  2. 植物
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UBの春 木々の目覚め1

木々が少し緑になって、いくつかの木に花が咲き始めたので、5月6日、UBの木はすすけていて汚い、ゴミが引っかかっていて写真を撮る気もしないとぶーたれていた私もようやく植物屋としての本能(!?)が戻ってきました。
0 gomi
家を出てすぐに見たのはこの木の花です
1 SCIMG5319
拡大するとこんな感じ。どうも雌花のようです。よく見ると、周囲はどこもかしこもこの木だらけでした。
さあ、この木は何だ?
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こちらは異様な赤い芽・・・・・だと思ったら違いました。花です。しかも雄花
いろいろ見ていくうちに、前の木の雄木ではないかと思い始めました
3 S CIMG53231
こんな風に展開するんですね
4 S DSC007321
5月17日に撮影に出たら、もう雌の方はかなり大きな実になっていて、葉も展開していました。
5 SDSC01616
見たことあるぞ、この葉!!
7 SDSC01552
葉柄の根元が扁平になっていて風に揺れやすく、葉が互いに当たってシャラシャラなるので「ヤマナラシ」またはポプラ、同族にドロノキがあり(材質が泥のように軟らかいので泥の木と呼ぶとの説があるそうです)、この一族に違いない、と属名を入れてネットでいろいろ調べてみました。
今のところ、ポプラの仲間でモンゴルにあるものはPopulus suaveolens 、これではないかと思います。
これが実の様子。7~8月にこれがはじけて白い綿毛のついた種子が飛ぶはず。
6 SDSC01575
同僚の先生にそうなりますか?と聞いたら綿毛であちこち真っ白になるとのお答え。
その時期も見てみたいですね。
町の並木は殆どがこのポプラ。
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これも・・・・でもよく見てください、また引っかかってる、ビニール袋。ああ、これさえなければなあ・・・・・
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  1. 2012/05/19(土) 22:37:32|
  2. 植物
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モンゴルの動物たち 1

1 SゾリムDSC00960
モンゴルの草原でちょろちょろする影。それはたいていこのプレーリードックのようなモンゴル名「ゾラム」君です。(学名Spermophilus undulates 英名Long-tailed ground squirrel「長尾地リス」)
2 SゾリムDSC00959
草原に穴を掘って住み、穴は深さ3mくらい、長さは15m位になるそうです。5月に冬眠からさめ、1ヶ月後には赤ちゃんが生まれるとのこと。まだ冬眠からさめたばかりなんですね。木の根や草や果実、種、虫などを食べ、雑食のようです。
3 ゾリムDSC00956
名前の通りしっぽが長くそれをはたはたと振りながらなんだか必死に走っていく姿はとっても可愛いです。

きっと最大の天敵は猛禽類。たいていはすぐ近くの穴に飛び込むんですが、時々迷ってたり考えていたりするドジな子もいて、はらはら・・・・
4 SゾリムDSC00957
草原は穴だらけ。ここはゾラム君のマンションのようでいくつもの穴がありました。
5 ゾリムマンションDSC01369
ココココ・・・・・という音が聞こえて、その方を見るとなんとアカゲラが電柱に!!
6 Sアカゲラ DSC00922
左が止まっているところで右はつついているところ。高速なので頭がぶれていますね
7 アカゲラ 1
鴫のような鳥も川沿いで見ました。
8 S  シギ?
アフリカの時はそのへんの草原に何気なくシマウマやガゼル、時にはキリンがいたのですが、モンゴルの大草原はナショナルパークに行かないと野生の大型動物は見られないようです。
モンゴルの家畜は「5類」といって、5つの主な家畜がいます。これはそのうち羊とやぎ
9 群れDSC01386
羊とやぎの違いってわかります?ちょっとその分類をやってみます

これはヤギ
10yagiDSC01398.jpg
これは羊。ちょうど都合良く雄、雌、子供のファミリーで写りました
11 SDSC01399
さて、羊とやぎ、どこが違う?
12 hitujitoyagi SDSC01399
1)顔が羊は馬面(!?)で、やぎは短い
2)角が羊は凹凸が激しく、やぎはなめらか
3)やぎはひげがあるけど羊はない。
4)羊の毛は巻き毛だけれどやぎはストレート
こんなところが外から見た違いでしょうか?

左が羊の子、右がやぎの子です。羊の方が鼻面が長いでしょう?
13 hitujitoyagi CIMG4704
これはどっち?
14 S DSC01402
やぎの子ですね
それではこれは?
15 山羊か羊か?1
羊の子ですね。顔の長さがわかりにくいですが、体毛がくるくる巻き毛です

今度は両方いますが、どちらがどちらかわかりますか?
16 疲れた子羊SDSC01403
黒いのがやぎ、白がベースなのが羊ですね

草原のやぎと羊の群れ。たいていこうやって混じって、群れで移動します
18 羊か山羊か?2
人がちゃんと見張っていないと、オオカミにやられてしまうのだとか。ワイルドですね
色の濃いのがやぎです

ちょっと難しい問題。黄色い矢印はやぎの子でしょうか、羊の子でしょうか?
19 山羊か羊か? S
顔が短く毛も直毛なのでやぎですね。ちょっと羊っぽくだまされそうです。私は雑種かと思いました。
でも学生さんも先生達も、やぎと羊は雑種が出来ない、これはやぎ、と教えてくれました。
そのやぎの子供の向こうに見えているのは羊ですね

やぎが青いオキナグサを食べると肉が美味しくなるのだとモンゴルの人たちが言うので、やぎが食べるところを見ようと目をこらしましたが、ほとんどはイネ科の草を食べているようです。
20 SDSC01396
彼らの食べている草からハーブのような香りが立ち上り、草原がいい香りに包まれています。
尾籠な話ではありますが、フンまでいい香り。
風に乗っていい香りがするので、どの草の香りなのかと近くにあった草を片っ端からつぶしてみましたが、香りがせず、まさかと思ってかいだフンからいい香りがしました。
なんだか言い伝えは疑わしくなってきました。だって、オキナグサはキンポウゲ科で、毒がありそうです。
やぎが食べるかもしれませんが、たくさんは食べられなのではないでしょうか。
きっとこの時期のやぎの肉が美味しいのは、彼らが芽を出したばかりのいい香りのするイネ科のどれかを食べているせいだという気がします。真実やいかに!

さて、羊、ヤギ以外の家畜とは、牛と馬
22 牛馬 S DSC01350
そしてラクダです。ラクダ肉もマーケットに売っているとか。肉を食べない私は味がわからないんですけどね
23 S CIMG0927
さて、次にはもっと「野生動物」が紹介できますように!
  1. 2012/05/16(水) 01:26:31|
  2. 植物
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枯れ木に花を・・・

訪れた山の落葉高木の芽はほとんど展開していませんでしたが、同様に生命の息吹が見えないように見えたブッシュには花が咲いているものがありました。
その1つがこの桜のような低木です
1 Prunus tomentosa  DSC01484
モンゴルの人から、モンゴルにも桜のような花があるんだとは聞いていましたが、これがそれかと大興奮。
近寄ってみましょう。
2 Prunus tomentosa SDSC01154
さてこれは何でしょう?
いろいろ調べて「中国北西部 や朝鮮半島、モンゴル高原が原産(原産ですぞ!!)で、主に庭木として栽培されている。」というユスラウメPrunus tomentosa(バラ科サクラ属)はいかがかなあと思うのですが?・・・
日本で「園芸品」って、真剣に見たこと無かった!あってますでしょうか?

UBにはこの写真のように梅のようなバラ科の木が植えてあり、これもモンゴルの「桜」だと聞きました。
3 S DSC008171
モンゴルの殆どの地域で見られ、きれいなので青いオダマキ(ヤラゴイ)のように皆に愛され有名な木のようです。
私たちの間で、これが前出と同じものかと話題になりましたが、写真で比べてみると明らかに別物。
3 S DSC0082012
こちらはAmygdalus pedunculata (バラ科モモ亜属)ではないかと思います。(サクラというより梅に近い感じですね)
3 S DSC008201
この写真はユスラウメが山の斜面に咲いている様子。白い方はSpiraea aquilegifolium(バラ科シモツケ属)です
4 S DSC01174
近寄ってみましょう。イワシモツケみたいですね?(同属ですからあたりまえ?)
5 Spiraea aquilegifolium SDSC01117
更に近寄ってみると、なんと蕾の段階から雄しべが徐々に展開していっているではないですか
こういうのが私の好物。久々に順番なんかつけてみました。
6 S DSC01111
④より更に展開したものがこちらです。
7 S DSC01117
雄蘂先熟のようですね。まん中の柱頭が前の①~④ではおくに引っ込んでいてあまり見えませんでしたが、こちらでは先が5つに割れて中央にはっきり見え、反対に雄蘂は外側に倒れて葯が小さくしぼんでいます。
小さな発見、ワクワク!

河原に1本立っている木。これは何?
8 S DSC00939
近寄ってみたら花盛りでした。
9 SDSC00926
ヤナギ科です。ヤナギ科の見分けは日本で辞書があっても難しいんですよねえ。ましてやこちらではてがかりがなく・・・・Give up!
たくさん地面に落ちている花を拾って中を見てみると、しっかり種子(果実)になる部分が見えていました
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モンゴルの大自然は、人の手が着いていないピュアな大自然、といいたいところですが、その逆で、人口が少ない割に、どこもかしこも人工物のゴミが目立ちます。12 S DSC00937
きれいそうに見える河の中にはタイヤが、水面には洗剤の泡が浮かび、川岸はどぶ泥のにおいがしていました

川岸にもゴミがたくさん。風が強いので、樹上の高いところにもビニール袋が引っかかってはためいています。
13 S DSC00942
こんなふうにゴミはゴミの捨て場所には捨てられるのですが、袋に入れたり、専用容器に格納しないので、やがては風であちこちに飛び散るのです。それが人が捨てに来たと思えない山の奥にもたくさんゴミが散らばっている1因。でも、人もゴミをまき散らしているのは確かで、山頂にたくさんあった割れた瓶は人の仕業。
14 S DSC00945
一見きれいに見えるこの景色、私の目にはたくさんのゴミが見えます。この国のみんなの意識を変えないと、こんな恵まれた大自然がたちまち汚れきってしまうでしょう。残念な現状です。教育に望みを託し、頑張ろうと思います。
15 S DSC00944
  1. 2012/05/15(火) 09:07:10|
  2. 植物
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草原の植物

0. S
日本では尾根筋とそれから少し下がった場所とでは乾燥の条件などが違って植生も変わりますが、ここの草原は乾燥していて、おまけになだらかで広いので、草原でも風が強く、草原の草が低い今、尾根筋と条件は大きくは変わらないようで、山の上と下とで共通する種も多くありました。

その代表者が青いオキナグサ。
ただ彼らは尾根筋のマット状の植物とは違い、やや岩陰や風当たりの弱いところに出る傾向がありました。
0.ヤラゴイSDSC01203
ところで、乾燥した草原には、このオキナグサのように「地面からいきなりにょっきり型」の植物がいくつか見られます。
右下にオキナグサの芽立ちがありますが、綿毛に包まれて地面から顔を出すや、大きな花を咲かせています
競争相手のいない草原で、いち早く花を咲かせて受粉を済ませ、その後で葉を広げて栄養成長をするもの達のようです。

これはIris  tigridia アヤメ科アヤメ属の植物です。アヤメのミニチュア版ですね
0.5 Iris tigridia SアヤメDSC01083
色が薄いもの、濃いものいろいろですが同じ種です
1.Iris tigridia SアヤメDSC01020
2.Iris tigridia SアヤメDSC00999
上から見ると「彩目」がよく見えます
3.Iris tigridia Sアヤメ DSC00988
これは蕾の状態5.Iris tigridia SDSC01470
これもにょっきり型。花が大きそうですね。さてどんな花が咲く?7.S DSC00899
キク科で花はタンポポのようですね。この葉にこの花、意外ではないですか?8.Scorzonera austriaca  SDSC01534
これが花が開いた姿です。Scorzonera austriaca キク科フタナミソウ属9.Scorzonera austriaca  SDSC01339
モンゴルのタンポポはこちら。Taraxacum mongolicum キク科タンポポ属
10.Taraxacum mongolicum      Sキク科 DSC01063
総苞片は反り返らず、総苞の先に突起があるのが特徴だそうですが、これはあまりはっきりしませんね。
UBでは総苞が反り返っているタンポポもあり、2種類のタンポポを確認しています。
11.Taraxacum mongolicum    sDSC01030
草原を這うように伸びる葉から白い旗を立てているのはマメ科ゲンゲ属 Astragalus galactites 
この記事の先頭の風景写真で、草原に白い部分が見えるのはこの花の群落です。
12.Astragalus galactites          Sマメ DSC00961
気品のある白ですね
13.Astragalus galactites          Sマメ科DSC01541
夕日を受けて輝く白い花たち。妖精のようです
14.Astragalus galactites          Sマメ科DSC01433
これも地を這っていますね。バラ科クサキンロウバイ属 Sibbaldianthe adpressa です。
15.Sibbaldianthe adpressa DSC01079
次はアブラナ科 種名属名現在不明です。この植物も下方の草原から山の上部まで広く見られました
16.Alyssum sp DSC00890
17.Sアブラナ科DSC01438
これは違う種ですね。アブラナ科の??。山の上の草原で黄色いオキナグサと共にたくさん咲いていました。
18.Sアブラナ科DSC01371
これは前のものと違いそうですが・・・・同じかな?
19.アブラナ科 DSC01252
トウダイグサ科トウダイグサ属 Euphorbia sp.。種名は不明です
20.SトウダイグサDSC00908
ムラサキ科の植物 これも種名は不明
21.borage Family  SDSC01354
拡大したところ。周囲に馬や牛の糞が必ずあり、養分の多いところをこのんでいるのかも。
22.borage Family  Sムラサキ DSC01029
草原ではこれから伸びるのを待っているもの達がたくさんでした。寒さ対策、かじられ防止対策を見てやってください。
これはアザミの仲間ですね
23.SアザミDSC01454
これも別のアザミの仲間
24.SアザミDSC01455
これも特徴のある葉ですが、何科か見当もつきません。
26.S DSC01529
これ、何でしょう?これも山の下から上まであちこちで見られました。他のもの達が毛で覆われているのにそういう対策もなく、お主、何者??
25SDSC01000.jpg
なんか中途半端な報告でごめんなさい。
草原はしばらくすると背の高い草たちで覆われることになるでしょう。これらのものたちと交代するのでしょうか?(いくつかはこのまま伸びるのでしょう)
変化を追っていけると面白いでしょうねえ。チャンスがあれば是非また見てきます!

  1. 2012/05/14(月) 01:16:13|
  2. 植物
  3. | コメント:4

尾根筋の植物たち

1.尾根道DSC01506
1年の中でモンゴルの植物たちが葉をのばせる期間は本当に短く、一番早くて5月始め~一番遅くて9月末くらい、後は雪や寒さで生育できない環境です。
私は昨年9月26日にモンゴルに赴任しましたが、その時は野は茶色、それでもまだ咲き残りの花や残った果実がありました。でももう毎朝霜がおり、本当に名残でした。
植物たちは短い期間を駆け足で生きる事になりますね。
山の尾根筋はその中でもとても過酷な環境でしょう。光が十分にあり、競争者が少ないのはいいことですが、常に吹く強い風、寒暖差の激しさ、乾燥・・・・とても過酷な環境です
この写真のように樹木はなく、岩陰にへばりつくように生きる植物たちのみが細々と暮らしている感じ。まさに「高山」の環境です(ここは麓から200m位の山と言うより丘なんですが)
2.Chamaerhodos altaica    Sサクラソウ DSC01503
これはChamaerhodos altaica バラ科の植物です。
もう少し近寄ってみましょう
2.5 サクラソウ科 DSC01180
葉は細く、寒さのダメージを受けにくく、ふかふかの毛で覆われています。高山植物にありがちで、体に比して大ぶりの花をつけていますね

同じような形態で暮らすのはArctogeron gramineum キク科の植物。
3.Arctogeron gramineum   SDSC01143
大部分が白い花ですが薄紫やピンクの花もあります
3.5 SDSC01052
葉が糸状で単子葉植物みたい。最初は別のものかと思いましたが、どうもこの枯れた細いものがこの植物の葉のようです。こんなキク科って他にありましたっけ?
4.Arctogeron gramineum  SDSC01199
花弁の幅が広い花。
5.Arctogeron gramineum       Sキク科DSC01041
花弁の幅が細い花。
6.Arctogeron gramineum       Sキク科DSC01042
同じ種なのか、違うのか、日本のように図鑑が充実していないのと、言語がモンゴル語やロシア語などで理解できないのとで、学名にたどり着くのが難しく殆どが科または属で止まってしまいます。
いつかわかることを期待して、違って見えるものはがんがん撮り、手がかりになりそうな所をとっておくのみです。

このキク科の花は光が十分でないとこんな感じで縮こまって太陽を待っていました。
7.Arctogeron gramineum   SDSC01490

これは何?生き物?植物?それとも動物?
8.サクラソウ科 トチナイソウ属トチナイソウandrosace incana  SDSC01121
岩の隙間にびっしり生えてフジツボみたいです
8.サクラソウ科 トチナイソウ属トチナイソウandrosace incana  SDSC01164
これが雨や雪解け水で少しふくらんだのでしょう、生き物らしくなってきました。葉緑素がありそうで植物のようですね

これが少し育ったところ。蕾です。どんな花が咲くのかしら。
9.サクラソウ科 トチナイソウ属トチナイソウandrosace incana  SDSC01517
こんな花!サクラソウ科です。
10.サクラソウ科 DSC01519
こんな花見たこと無~~い!と興奮していたら、日本にも近縁がありました。
「トチナイソウ」だそうで、分布は本州は早池峰山、北海道にもあるそうです。
ここで初めて知りました。種はもちろん日本のものとは違います。日本のトチナイソウの学名はAndrosace chamaejasme ssp. lehmanniana ですが、モンゴルのものはAndrosace incana のようです。
11.サクラソウ科 トチナイソウ属トチナイソウandrosace incana
下の葉の部分は灰色で、今のところ光合成をうまくしているようには思えません。花の後開いて来年への養分を蓄えるのかしら。

空の色を映したような花弁を持っているのはムラサキ科、ワスレナグサ属のAmblynotus rupestris
12.Amblynotus rupestris           SムラサキDSC01481
モンゴルでは青い色が好まれます。モンゴルの人たちが尊重する天空の色だからだそうです。お祈り用に、青い布が売っていたので購入し、網戸を作成するのに使用しようとしていたのを知った同僚のパグマ先生が、それはとても不敬だからやめなさいと注意してくれました。モンゴルではそんな大事な青い色。
この子達は岩陰で風をよけるようにして生きているようでした。

多分これがAmblynotus rupestris の花の前の姿。
12.ムラサキ科DSC01471
さてこれは何?
13.Stellaria brachypetala     Sナデシコ DSC01101
Stellaria brachypetala ナデシコ科ハコベ属の植物です。これも岩の隙間にへばりつくタイプ
もう少し拡大してみましょう
14.Stellaria brachypetala     Sナデシコ DSC01151
花弁のように見えるのは萼で、内側に小さい白い花弁があるんですね
ぱっと見ると白ではなく、黄緑の塊に見えました。

この写真を撮っていて、変なものが写っていたのに気がつきました
Ephedra sinica トウダイグサ科 マオウ属、これでも木本です。
15.Ephedra sinica SDSC01101
軸についている緑の丸いものが花?それとも果実?
果実は真っ赤な液果になるようで、緑の軸にたくさん着いている写真は不思議な感じ。熟したところ、見てみたいです。
花の写真がなかったのですが、どうも地味なもののようですね。中国原産の薬用植物で全草が鎮咳、発汗、解熱の効果があるそうです。小石川植物園にあり、6月に花が咲くそうですので、見てみてください。

これは山の下から上の方までたくさん見られたバラ科キジムシロ属の1種。Potentilla sp.
16SDSC01057.jpg
この仲間はモンゴルにはたくさんあるようなのですが、今のところどうやって見分けたものやら・・・・
わかったら名前を入れます
花を拡大してみますね
17SDSC01033.jpg
さてモンゴルの山の尾根筋に見られる植物いかがだったでしょうか
次は草原の植物をUPしますね。
  1. 2012/05/13(日) 11:35:21|
  2. 植物
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プロフィール

エイチツーオー

Author:エイチツーオー
ただいま海外シニアボランティアとしてモンゴルに派遣されています。植物と科学実験大好きです。
モンゴルではなかなか簡単に植物観察ができませんが、素敵な出会いがあったらUPします。皆様よろしく!
植物は素人ですので記事に間違いがある可能性があります。間違っていましたら教えてくださいませ。この場でまとめながら勉強したいと思っています。よろしくお願いいたします。

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