H2O わくわく発見記

主に植物、科学、国際協力などの分野で出会ったこと、感じたことなどをまとめていきます。今日はどんな出会いが待っているでしょう?いくつになってもワクワク!みなさまよろしく!

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カラコルムへの旅にて

0 砂漠
今回の旅で感じたのはモンゴルの自然の厳しさでした。見張るかすなだらかな大地に木がほとんど無いのは長い冬のせいかと思っていましたが、更に寒暑の差が激しいこと、乾燥、など諸処の条件が加わり、生き物にとってかなり厳しいためだとわかりました。
チンギスハーンの時代には馬に乗った人が草原の草に隠れるほどだったと聞いていますが、今は地面に這うような短い草丈の草ばかり。
時々写真のように砂だらけの大地にぽつんぽつんと木が生えているような場所をみます。
これは土地の砂漠化が進行し、草木が一本もない砂漠になる一歩手前の場所のようです。
そんな場所で、ラクダのりの観光ツアーを営業している人たちもいました。モンゴル人の家族連れが利用してました。遊牧民さん達はたくましいです。尊敬。
0 SDSC03150
湖も所々にあるのですが、水が干上がると水に溶け込んでいた塩分が白く残っていました。
0 DSC03343
元々海の塩分は大地の塩分が川の水によって運ばれて集積したものですから、同様に外に流れ出す川と繋がっていないこのような池や湖は周囲から塩分を含んだ水が流れ込み、集積してこのようになるのでしょう
大きめの湖が干上がった場所は広範囲にわたって白くみえます
1 SDSC03265
この塩分を、家畜になめさせる塩として集めている人たちもいました。
2 sDSC03264
さて、このような場所で、所々地面が不気味に赤くなっているのが見えました。
3 SDSC03345
モンゴルの塩湖にサンゴソウがあるのを聞いていたので、それかも、と思って車を止めてもらったら、まさにそうだったので大感激!
4 SDSC03344
良くこんな場所で、と思うような地で生きていますね。競合者はほとんどいないと言っていいでしょう
赤い色は強い陽ざしから身を守るための色ですね
5 SDSC03346
このような場所に生えていたマメ科の花。
6 SDSC03348
葉がこのように肉厚でした。驚き!
7 SDSC033481
キンポウゲ科のキツネノボタンのような花もありました。塩分に強いんでしょうか。
8 SDSC03349
夢中になって写真を撮っていてふと目をあげたら向こうにやぎの死骸・・・・何があったのかはわかりませんが少しでも弱ったら生き抜いていけないだろうと思います。
9 SDSC03350
草原のほとんどはホスタイでもご紹介したムレスズメの仲間の灌木が主でした
10 SDSC03327
白いふわふわしたものが見えて、何の果実? ムレスズメはマメ科だから、絶対種子はあんな風にならないし・・・と思ってよく見たら、冬毛が抜け落ちている羊たちの羊毛が飛び散っているのでした。これを集めたらけっこうになるかも・・・・
11 SDSC03147
こういった草原で見たものは・・・
Asteraceaeキク科 Leuzea uniflora
12 Asteraceae Leuzea uniflora SDSC03337
総苞が不思議な形ですね。
13.jpg
ホスタイやシャタンで見て気になっていたこの不思議な植物がどうなるのか、やっとわかりました。
14.jpg
原野の白い花の塊は何?
15 Labiatae Panzeria lanata SDSC03324
Labiataeシソ科 Panzeria lanata
16 Labiatae Panzeria lanata SDSC03144
花が毛深いですね。特に上唇弁の上の毛!
17 Labiatae Panzeria lanata SDSC03146
これを見ていてオキナワクルマバナとインドで見たしそかも同じようない花弁、上唇弁の毛、赤い葯があったのを思い出しました.これはその2つ
17 オキナワクルバマナ と インドの薬草
3つの花を比べてみました。祖先はきっと同じなのでしょうね暑く湿度の高い地に生えるものと寒冷乾燥の地に生えるもの。正反対のような環境にそれぞれ適応して生きてるんですね!
17 シソ科
大地が白く見える気がしたと思ったらたくさんの丸い花が咲いています
18 Convolvulaceae  convolvulus ammanii sDSC03315
正体はこれ、Convolvulaceae ヒルガオ科 convolvulus ammanii
19 Convolvulaceae  convolvulus ammanii SDSC03312
エルデニゾーの寺院の中で、もう一つヒルガオ科の植物を見ましたConvolvulus arvensis こちらは葉がいかにもヒルガオ科。前のものは葉が違っていました。ヒルガオ科であんな葉のものは見たこと無かったです
20 Convolvulaceae Convolvulus arvensis SDSC03230
草原を黄色く染めていたのはScrophulariaceaeゴマノハグサ科の Cymbaria dahurica でした。
21 Scrophulariaceae  Cymbaria dahurica SDSC03302
小さな体に大きな花。高山植物と同じ戦略ですね
22 Scrophulariaceae  Cymbaria dahurica sDSC03304
こんな黄色い花もありました。名は不明 調べます
23 SDSC03335
何科でしょうねえ~~
24 SDSC03334
たくさんあったイネ科はHordeum brevisubulatum
25 Hordeum brevisubulatum SDSC03188
ジンチョウゲ科のStellera chamaejasume もあちこちにあって原野を彩っていました
26 SDSC03270
草原にかすみ草のブーケか?? 
27 SDSC03310
近寄ってみたらやっぱりナデシコ科、はこべの仲間でした
28SDSC03138.jpg
少し小石の多い瓦礫地では別の植物が見られました
29 S
ナデシコ科 葉が被針形なのがユニークです。広がった形も!写真は撮りにくかった・・・
30 SDSC03113
単子葉類、ユリ科でしょうか? 名は不明
31 SDSC03115
ホスタイのが礫地でもあったマメ科の植物。毛深いのが面白いです
32 SDSC03114
にてますがこちらはシソ科 何かな~~
33 SDSC03186
バラ科。相変わらずこの仲間は種類がたくさん!
34.jpg
イブキジャコウソウがありましたよ!Labiatae シソ科Thymus gobicus 日本と同種ではないけれど近いのでしょうね。地面がべったりピンクになっている場所もありました。
35 Labiatae Thymus gobicus sDSC03134
日本はセリ科だらけですがこっちへ来て始めてみました、セリ科。名は不明
36 SDSC03195
岩陰には大型のシソ科が。Lophanthus chnensis
37Labiatae Lophanthus chnensis SDSC03135
さて、こんどは人里の植物 といっても原野にもあるかもしれませんが、環境的にどこに入れていいかわからなかったもので・・・
これはマメ科のMwdicago ruthenica
38 Leguminosae  Mwdicago ruthenica SDSC03251
全体の感じはこんな感じ。相変わらず、マメ科、多いです
39 Leguminosae  Mwdicago ruthenica SDSC03259
地面にべったり張り付いていたこの花。Primulaceae サクラソウ科のGlaux maritimaが一番近いかなあ。自信ないです
40 Primulaceae Glaux maritima SDSC03232
41 Primulaceae Glaux maritima SDSC03233
ある場所の道路沿いに植えたように1列になっていた植物がありました
42 Solanaceae Hyoscyamus niger  SDSC03368
Solanaceae ナス科Hyoscyamus niger
43 Solanaceae Hyoscyamus niger  SDSC03364
網目模様の花弁が何ともユニークでした
44 Solanaceae Hyoscyamus niger  SDSC03367
目的の遺跡の方はぼんやり見て、原野を走っているときは目を皿のようにして違う環境、違う植物を見つけては「止まって~~~!!」。で、止まったときにはだいぶ走りすぎているので、かけて戻り、写真を急いで撮ってはかけて戻る、こんなでしたので、あまり成果は上がってないのですが、お許しください。
45 DSC03261
何回も車を止めてくださった大家さんに心から感謝しています。普通のツアーだったらこんなことしてくれなかったはずだから。ありがとう!!!!!!

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  1. 2012/06/20(水) 13:00:41|
  2. 植物
  3. | コメント:3

世界文化遺産の地カラコルムに行ってきました

カラコルムという地名を聞いたことがある方は多いでしょう。長いことモンゴルの首都であった町です。それだけでなく、中国の土地になったことがあったり、様々な国の人々が行き来し、チベット仏教、仏教、キリスト教、イスラム寺院など様々な宗教の建物があったりした国際的な町で、そのため多くの遺跡があり、世界文化遺産に指定されました。
 今は「昔の光、今いずこ」の砂漠の中のひなびた町になっています。これがカラコルムの町の眺め
1 SDSC03182
町の外れの丘に立つ巨大モニュメント。中央の三角のものはオボーという周囲を回って祈りを捧げるもの。
2 SDSC03183
手前に町がありその向こう側はオルホン川になっています
これが反対側の眺め。オルホン川。水量豊かな清流で、乾いた大地の中でここの地が町になる条件はそろっています。
3 SDSC03180
遺跡の中でもエルデニゾーという寺院群が有名。ここに行ってきました。寺院の周囲の外壁には写真のような白い仏塔があって、エキゾチック。塔は108つ、日本の除夜の鐘の数と同じで、意味的にも煩悩を封じると云う意味があると聞きました
4 入り口
広々とした境内。いくつもの寺があります
5 SDSC03219
一番有名なのは写真左の3つ並んだお寺で、それぞれの内部に釈迦の子供時代、成年期、老年期の像がまつってありました。壁に掲げられた絵にはインドの顔や手足のたくさんある神々が描かれていました。写真撮影が有料で結構高かったので、あきらめました。
これがその寺院に入る入り口。ちゃんとガイドさんがいて、頼むと案内してくれます。英語で説明していただいたのでよくわかって面白かったです
6 SDSC03228
向こうにある寺はチベット仏教のお寺です
7 SDSC03226
ソボルガン搭
8 ソボルガン搭
ダライラマ・ゾー
9 ダライラマ・ゾー
異世界に行くような門をくぐって
10  SDSC03243
ここはラブラン寺。チベット仏教の僧達が一心に経典を読んでいました
11 ラブラン寺
この四角いものがその経典だと思います。
西遊記の孫悟空達がもらったお経もこんなふうにしまってあったのではないでしょうか
11 SDSC03245
経がマニ車のような台にも乗せてありました。
もちろん境内にもマニ車がありました。これをなぜて回すと1回回すごとに1回経を読んだのと同じ事になるので功徳になるわけです
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こんな大きいマニ車もありました
13 SDSC03225
モンゴルの人たちは縁起物が好きなので、観光地にはたくさんのお守りや縁起物が置いてありました。高かった!!日本のお守りなんかの感覚からすると10倍くらいの感じでしょうか
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遺跡を集めた立派な博物館もありました。ハラホリン博物館。ここもガイド付きで拝観
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王の墳墓が発掘され、その遺跡の説明をCGで説明。
16 SDSC03200
これはそのお墓のレプリカです
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周囲を守っていた人形。顔に親しみが持てますね
18 SDSC03208
侍従達の像でしょうか
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ハラホリンから西に47Kmいったホショーツァイダム遺跡の博物館。新しい博物館でこれも立派でした。
これも王の墳墓にあった石柱が、原野に転がっていたのが発見され、8世紀ごろのトルコや中国など多くの国との交流があったことがわかりました。(ここも有料のため写真が撮れず)
20 SDSC03263
さて、今度の旅に連れて行ってくれたのは私の大家さん。
21 SDSC03140
私のことを「友人」と呼んでくれ、本当に良くしてもらっています。いろいろなところにいつも連れて行ってくれるのはこの方です。公共交通機関で、しかも一人でどこかに行くことはモンゴル人でも出来ない国にあって、いろいろなところに連れて行ってくれ、面倒を見てくれるこの方は神様みたいです
広い原野をどこまでも続く道。舗装が悪いことが多いのでドライブは神経を使います
22 SDSC03110
神々しい眺め
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原野には道があるのですが標識がなく、一歩間違うと全然違う所に行ってしまうので、遊牧民さん達に聞きながら<進みます。外国人には無理な行程
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お昼は自分たちで持っていった食事を食べます。木陰なんて夢のまた夢。でも見晴らしのいいところで食べるお昼は最高!
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夜は川辺や湖の畔でテントを張って泊まります。これもまた大自然につつまれた素敵な体験
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みんなでご飯を作ってなかなか豪華でしたよ。
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今回見られた主な動物をご紹介。これはアネハヅル。いつもつがいでいて、何回か子連れにも会いました。
29 アネハズル3
ウギ湖に舞い降りる白鳥。モンゴル語でホンといいます
30 ホン
湖の畔にはものすごい数のネズミがいました。私たちは可愛いって思いますが、病気を持っていたり、食べ物を荒らしたり、土地を荒らす彼らはモンゴルの人たちには害獣のようでした。
31ネズミ
今回は道の中央に馬や羊などの家畜がたくさんいました。単に道を横切っているときもありましたが、急に熱くなって大発生した虫たちをよけるために虫のいない道路の上で避難していることもありました
32 馬の群れ
今回も文化や自然、新しいものをたくさん見た有意義な旅でした。次は植物編です


  1. 2012/06/20(水) 08:19:00|
  2. その他
  3. | コメント:0

ホスタイ国立公園 植物編

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ホスタイの谷間には何カ所も清水のわき出ている場所があり、そこからこのように清冽な水の流れる川になっていました。
前章で紹介したタヒを始め、放牧されている馬たちもこの水を求めて訪れます
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子馬をつれて歩みの遅くなった母子が遅れじと急ぐ足下にはアヤメの花。Iris lacteal
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草原いっぱいに広がっています
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以前草原の花でご紹介したものとは別種です
39 SDSC02680
38 sDSC02715
これはタンポポの仲間ですね 前に出てきた2種類とは違うようです。アヤメと同じ湿った草原に咲いていました
40 DSC03068
見はるかす広がる草原、気温もそこそこなのですが植物が殆ど育っていないのは乾燥の厳しさのようです。
32 SDSC02766
これから7月にかけて雨が多くなり十分な水が得られるともっと多くの種類が咲き競う草原になるのでしょう。
今はまだ成長し花をつけているものはごくわずか
草原で目立つのは黄色い花です
これはシオガマの仲間ですね。ゴマノハグサ科Pedicularis flava
44 sDSC02905
45 SDSC02907
こちらはマメ科Thermopsis lanceolata
46 sDSC02881
アブラナ科も黄色い花 Erysimum flavum
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これもアブラナ科ですが名前は不明
48 SDSC02897
こちらはウランバートルの街路樹になっているムレスズメ。ムレスズメの仲間(ムレスズメ属 Caragana)にもいくつかあるようですがこの写真のものはCaragana microphylla のようです
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体長2センチぐらいの大きなハチが忙しく飛び回って蜜を吸っていました
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こちらもマメ科、名は不明。ごらんのような砂礫地に咲いていました。紫と黄色の花が多いです
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砂地に咲いていたこれも紫のマメ科ですが、前のものとは葉の様子などが違うようです
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花が咲く寸前だったこの植物、葉にも特徴があり、手がかりはたくさんですがなんだかわかりませんでした。残念。
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黄色いオキナグサはもう果実になっていて羽根のような果実が光を受けて輝く様はとてもきれい
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現在モンゴルでは日が暮れるのが9時近く、夕方、なかなか地平線に沈まない太陽が作る影はこんなに長~~いんです
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大平原に沈む夕日
57 DSC02927
モンゴルのゲル式のキャンプに泊まりました。中は暖かくて快適でした。
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さて、これは平原の中にあった古代の遺跡。紀元前6~8世紀のものだそうです。向こうに見える四角いものが貴人の棺、それを守っているのは手前の羊と向こうの獅子。
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可愛い顔をした獅子ですね
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このお棺から石が東の方に向かって並んでいて、この石を道しるべに魂が天国に行くと考えられたそうです
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他にもこのような石の並んでいる遺跡がモンゴルにはいくつもあるようです
この場所で並んでいる石は550個だそうで遙か彼方まで続いていました。不思議な気持ちになります
この道はどこに続くのでしょう。この道の先にも天国がありそう
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楽しいホスタイ探検記は以上で終わり!

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  1. 2012/06/09(土) 20:35:45|
  2. 植物
  3. | コメント:0

モンゴル ホスタイ国立公園 動物編

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モンゴルホスタイ国立公園に行ってきました。ここは野生の馬タヒで有名です。いったんは絶滅してこの地からいなくなったのですが、オランダの動物園など動物園にいたタヒをもどしてもらって、再びこの地でよみがえりました。モンゴル版トキみたいな感じ。
 初めは十数頭だったタヒもいまでは300を上回る数になっているとか。ただ広大な大地の中で見つけるのは難しいので、朝と夕方清水のわき出るところに水を飲みに来るのを見るのが一番楽なようです

夕方5時にキャンプを出発して水飲み場の方に向かうと、遙か向こうの山の中腹で動く点。サイバーショットで拡大してみたらタヒでした。
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草を食べながら、ふざけ会いながら水飲み場に向かっています
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5 SDSC02783
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生き生きと自由なタヒをお楽しみいただけましたか?
今度は水を飲むタヒです
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1頭幼い子馬がいて一生懸命群れについて歩いていました。昨年は2頭子供が生まれ(多分さっきふざけていた2頭。雄だったら群れから追い出されるはずなので、2頭とも雌かな?)、今年はこの子1頭だけだそうです。厳しい自然の中で大人にまで育つことが出来るのは3分の1だそう。がんばれ、子馬君
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なぜか後ろ足をなめる子馬君。別の子馬もこれをしていました。親馬は出来なさそうですね。とにかく可愛い!
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平らな草原ではガゼルの姿を見ました。
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走ると宙を飛んでいるようでものすごい速さ。
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こちらは別のガゼルです。見られたのはラッキー!
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前にも紹介した絶滅危惧種のタラバガン、ここにはたくさんいました。大げさではなく2日間のうちに100回以上見たと思います(おなじタラバも数回見ているとは思いますが)。本当に絶滅危惧?と思うのですが、もうこうやってたくさんいる場所が少ないのかも
タラバガン君、警戒中
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時々立ち上がってみています。
17 SDSC02748
危険を感じると穴に向かってダッシュ!! あたふたとした後ろ姿がまた、いい!
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必死、必死。
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で、穴に入らないでこちらを伺っているときもしばしば。とても好奇心の強い生き物です
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穴に家族で暮らしています。寝室、食堂、子供部屋、トイレ。アリスになってみてみたいものです
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この時期は子供がいるので狩猟禁止。右手に小さい子供の姿
22 SDSC02985
お母さんに甘えています
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一緒に見張り
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草食動物なので360℃見えるはず。
25 SDSC02989
こちらは「長尾ジリス」のゾラムくん。こちらも水を飲みに来た馬に興味津々。マーモットの仲間のタラバガンとの違いがわかりますか?ゾラムの法がほっそりして小柄です。顔も違いますね
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隠れたつもりのゾラム
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偶然野ウサギとタラバガンの戦いのシーンを見ました。縄張り争いです。怒っているタラバガン
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モンゴル語で野ウサギをトーライといいます。耳の模様がおしゃれですね
30 SDSC02676
これは猛禽類 翼を広げたら1mは超す大きな鳥
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こちらはいい声で鳴いておりました
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姿はエレガントですが立っている場所が、ねえ・・・・・
33 SDSC02955
長々とおつきあいお疲れ様でした。次回は植物編です。
  1. 2012/06/08(金) 20:47:15|
  2. 動物
  3. | コメント:0

モンゴルшатанの初夏の植物2

前の続きです
観察にいける機会が少ないのと初めて出会う植物をトルに似忙しいのと調べる資料がないのとで、撮ってきた写真のご紹介が、名前、以上終わり!になってしまい、ワクワク探求が出来てないのが・・・・ですけど、ごめんなさい。でもこれがかさなるとモンゴルの図鑑風には成れるかも。方向は定まりませんが、いざ出発!

шатанではたくさんのアブラナ科Brassicaceae に出会いました
はじめはこれ、Brassicaceae Clausia aprica。アブラナ科ではないような豪華さです。
Brassicaceae Clausia aprica  DSC02262
cardeminec patensis L.
Brassicaceae cardeminec patensis L. DSC02094
これは??わかったら訂正します
Brassicaceae SDSC02275
Dontostemon integrifolius
Brassicaceae Dontostemon integrifolius DSC02264
Acyggum obovatum
Brassicaceae  Acyggum obovatum  DSC02142
花を拡大しました
Brassicaceae  Acyggum obovatum
これも??
Brassicaceae SSDSC02571
Capsella bursa pastoris ナズナですが、日本のものとちょっと違うような・・・
Brassicaceae Capsella bursa pastoris  SDSC02276
これも??
Brassicaceae  DSC01252
こちらはマメ科 小低木です。Astragalus fruticosus
Fabaceae  Astragalus fruticosus SDSC02500
このようなはっきりしたものは少なく、草原で見たときには蔓性のマメ科のようでした
Fabaceae  Astragalus fruticosus SDSC02496
Vicia amoena ツルフジバカマだそうですが、穂の長さにしろ日本のものとは違って見えます
Fabaceae  Vicia amoena SDSC02392
これも??
Fabaceae  SDSC02324
さて、今度はタデ科です。ノダイオウの仲間Rheum unolalatum。まさに大王の貫禄です。
風の強い大地で穂がどこまで伸びるのでしょう
Polygonaceae Rheum unolalatum SDSC02157
これはPolygonum angustifolium
Polygonaceae Polygonum angustifolium SDSC02230
この異様な感じの植物何科だと思います? 1枚の葉の長さは5~10センチくらい、結構大きいです
Plumbaginaceae  Goniolimon speciosum  DSC02161
ピンクの花がびっしり着くようですがまだ蕾でした。イソマツ科Plumbaginaceaeというあまりなじみのない科の植物です Goniolimon speciosum へんてこな葉なので気になってしょうがなかったので、これで一件落着。
花が見たいです
これも何科か見当がつかないかも。
Thymelaceae Stellera chamaejasme SDSC02237
花の拡大。わかりました?
Thymelaceae Stellera chamaejasme SDSC02227
ジンチョウゲ科Thymelaceae なんですよ。Stellera chamaejasme
こんどはトウダイグサ科Euphorbiaceae。 Euphhorbia discolorだそうです
Euphorbiaceae Euphhorbia discolor DSC02612
花を拡大してみました
Euphorbiaceae Euphhorbia discolor DSC02204
これは5月13日の記事で紹介したトウダイグサ科。あの時は蕾でしたが、花が咲いていました。Ephedra sinica和名 マオウです
Euphorbiaceae Ephedra sinica  DSC02377
この花火が開いたような不思議な花はサクラソウ科Primulaceaeの Androsace septentrionalis
Primulaceae Androsace septentrionalis
これは5月13日のandrosace incanaトチナイソウの仲間ですが、こちらは昨年の花の後の様子だそうです。こうなっていくんですね!
Primulaceae androsace incana SDSC02378
さてこの桜のような植物も5月15日に紹介しましたユスラウメ、と書きましたが、モモに近いAmygdalus pedunculataだそうです。
Rosaceae Amygdalus pedunculata DSC021532
5月に紹介したものと並べてみました。色の濃さは違いますが同じものですよね
Rosaceae Amygdalus pedunculata  compere
これもバラ科だそうです。萼の赤さが凄く目立ちます。Cotoneaster melanocarpaだそうです
Rosaceae Cotoneaster melanocarpa  sDSC023392
ユキノシタ科Saxifragaceae の蕾が今にも咲きそうでしたが、咲いてなかったのが無念。 Saxifraga spinulosaだそうです。
Saxifragaceae Saxifraga spinulosa DSC02344
こちらはSaxifraga cernua
Saxifragaceae Saxifraga cernua SDSC02352
日本と似たものが多いでしょう? 親近感が持てますね。また「この後」がうまく紹介できますように。
名前はダリマ先生に教えていただきましたが、カメラの小さい画面でしたので、またチェックしていただき、間違いがあったら訂正します。多分たっぷりあるでしょう。お許しを!!
  1. 2012/06/05(火) 10:34:32|
  2. 植物
  3. | コメント:1

モンゴル шатан の初夏

5月は天気が急変し夏の暑さと雪の冬を繰り返していましたが、段々暖かくなってきました。5月30日から我が大学の自然科学学部の学生達は自然探求実習に入りました。2週間UBより北のシャタンという村でキャンプしながらの実習です。
食事作り水くみ薪集めなど、当番制で交互にします。
1 SDSC02287
日中は先生と共にあちこちハイキングしながら植物、動物などを採集。
2 SDSC02584
帰ってきてから先生の講義を受けながら生物の名前を調べたり覚えたり。
後でレポートを提出しないといけないので皆真剣です。
3 SDSC02593
私は指導なんて出来なくて、自分がいろいろ見るのに必死でしたが・・・
キャンプのある場所は山の裾野、周りには草原が広がります
4 SDSC02093
石がごろごろのやや乾燥した草原
5 SDSC02163
植物たちが競い合う「普通」の草原 銀色に光るのはヤラゴイのチングルマのような果実です
6 SDSC02222
川の近くの湿地は谷地坊主が見られるような環境
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今回あるいた山はこのような白樺やシベリアカラマツの林でした。道はなく、自分で道をつけて歩く完全なヤブこぎ・・・。
9 SDSC02481
これが林の様子です
8 SDSC02545
この林の中でViola dactyloides テガタスミレ に会えました。写真のできがあまりに悪くてがっかり。ごめんなさい。
10 Violaceae Viola dactyloides SDSC02555
葉が手のひら状、たくさんの白毛があります
11 Violaceae Viola dactyloides SDSC02552
前回紹介したこの紫のスミレの葉も切れ込んでいましたがこちらとは違いますね。こっちはViola dessectaマンシュウスミレでいいのでしょうか?
12 Violaceae Viola dessecta   DSC01747
今回はもう一つ紫のスミレに出会いました。葉の特徴からも明らかにタチツボスミレの系統。
植物の先生に聞いた学名Viola sachalinensis を調べたらなんと、アイヌタチツボスミレでした。距の白さや花の中央が白く抜ける所など確かにアイヌタチツボスミレですね。こんなところでお会いするとは!!
13 Violaceae Viola sachalinensis DSC024672
黄色いスミレViola unifcoraのほうはもう果実になっていました。花も大きかったけれど果実も大きい(1センチ強)
14 Violaceae Viola unifcora SDSC02469
今年は花の不作年だそうで、いつもはたくさん花があってきれいだそうですが、それ程花が無く、皆がっかりしていました。
葉はたくさんあったのですが、咲いていたのはこれ1個体だったフウロソウ。フウロソウ科Geranium pseudosibiricum 
15 Geraniaceae Geranium pseudosibiricum SDSC02462
花の色はもっと赤みがあるのですが、写真で撮るとこんな色になってしまって・・・・時々そういう花がありますよね。また出会えたら再チャレンジしてみます。

こちらはワスレナグサの仲間むBoraginaceae ムラサキ科 Myosotis asiatica
16 Boraginaceae Myosotis asiatica DSC02176
尾根筋にたくさんあって目を引いたこの青い花、なんでしょう?
17 Polygalaceae Polygala hybrida SDSC02360
花を拡大してわかりましたPolygalaceae ヒメハギ科 Polygala hybrid
18 Polygalaceae Polygala hybrida SDSC02386
ミヤマオダマキのような葉はやはりミヤマオダマキのような花が咲きかけていました。Ranunculaceae キンポウゲ科Aquilegia sibirica(ルリオダマキという和名があるようです)
19 Ranunculaceae Aquilegia sibirica  SDSC02424
こちらもおなじみの花ミヤマハンショウズルのようですね。Ranunculaceaeキンポウゲ科 Atragene ochotensis
20 Ranunculaceae Atragene ochotensis SDSC02234
なんとそっくりの黄色いミヤマハンショウヅルがありました。Atragene sibirica
21 Ranunculaceae Atragene sibirica SDSC02305
私にとってはこちらの方が珍しくて喜んでいたら、植物の先生(ダリマ先生というこの国1番の植物学者だそうです)は紫の方を大変珍しがっていました。通常は秋に咲くのだそうです。
黄色い方は初夏。もうあっちにもこっちにも・・・・・たくさんたくさん
22 Atragene sibirica  SDSC02475
これは黄色いショウブ。以前紹介した青いショウブの黄色判。種名は違っていて、Iridaceaeアヤメ科 Iris flavissima。山の頂上付近の明るい草原にあり、どこでもある紫より珍しいようです。
22 Iridaceae  Iris flavissima SDSC02511
モンゴルの草原では黄色いポピーがきれいだと聞いていましたが、尾根筋で、これまたたった一つ咲いていた黄色いポピーです。Papaverraceae ケシ科Papaver nudicaule
23 Papaverraceae Papaver nudicaule SDSC02396
雌しべの変化を追ってみました、果実の中に入ってますね、ケシの実(種子)。
24 Papaverraceae Papaver nudicaule  雌しべの変化
ツェツェグーンでキンバイソウのようだったものはこんな花が咲いていました。Trollius altaicus あってました!!
25 Ranunculaceae Trollius altaicus SDSC02465
たいていはぽつんと地面にバラを刺したみたいに花をつけているのですが、こちらはちょっとだけ「群れ」になってます。
26 Ranunculaceae Trollius altaicus SDSC02550
今度はハクサンイチゲのようなこの花。Ranunculaceaeキンポウゲ科 Anemone crinite だそうです。
やや湿った草原から樹林下にたくさん咲いていました
28 Ranunculaceae Anemone crinita SDSC02214タカネバラのようなこちらはRosaceaeバラ科 Rosa acicularis
29 Rosaceae Rosa acicularis  SDSC02450
花をつけているのはこれまた1つでしたが、木はたくさんあったので時期になれば豪華になるのでしょう。
こちらは果実です。
30 Rosaceae Rosa acicularis SDSC02501
どこかで見たような・・・・Ericaceaeツツジ科 Rhedoolendron dahurdcum。31 Ericaceae Rhedoolendron dahurdcum DSC02539
早々と花をつけたもの達が寒のもどりで枯れてしまった残骸があちこちにありました。乾燥、極端な寒暖差、短い夏・・・・ほんとうに厳しい環境に生きているんだと思います

これはアマドコロのようです。Liliaceaeユリ科 Polygonatum odoratum
32 Liliaceae  Polygonatum odoratum SDSC02270
花を拡大してみました。
33 Liliaceae  Polygonatum odoratum SDSC02269
Liliaceae ユリ科 Maianyhemum bifolium ヒメマイヅルソウ。日本と同じような亜高山帯の林床にたくさんあります。
こちらはギョウジャニンニクAllium victorialisのようです。
35 Liliaceae  SDSC02544
似ているものといえば、このカラマツソウもそっくり!Ranunculaceaeキンポウゲ科 Thalictrum petaloideum
36 Ranunculaceae Thalictrum petaloideum SDSC02246
なんとカナビキソウのそっくりもありました。Santalaceaeビャクダン科 Thesium refractum. 尾根筋、林床など個体数もかなりでした
37 Santalaceae Thesium refractum SDSC02409
ナデシコ科Caryphyllaceae の~ツメクサのような仲間は日本でも頭がごちゃごちゃになりますが、こちらでもたくさんあります。これは Carastium arvense
38 Caryphyllaceae  Carastium arvense SDSC02110
これはStellaria petraea
39 Caryphyllaceae  Stellaria petraea sDSC02572
Moehringia lateriflora タガソデソウの仲間ですね。
40 Caryphyllaceae  Moehringia  lateriflora SDSC02453
そしてこれは名前がわからないのですが、ゴマノハグサ科のシオガマの仲間ですね。
41 SDSC02412
まだまだGETしたものはたくさんありますが、今日はここまで。
類似品がたくさんだったでしょう?おかげで植物名を聞いたり調べてもらったりするのしやすいです。
砂漠の方に行くと全く見当もつかないようなものがたくさんあるようですがこちらはなかなか行きにくいです、チャンスが来ないかなあ・・・・
それではまた
  1. 2012/06/04(月) 14:19:15|
  2. 植物
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黄色の研究

SDSC01986.jpg
日曜日、UBを流れるトル川に行ってきました。家から20分ほど南に向かって歩くと汽車の線路があり、その向こうが広い河原になっています
これがその川・・・・・・・う~~ん、川についてはノーコメント!!
SDSC01989.jpg
土手の斜面や河原はこんな風に黄色い花たちがたくさんありました。今日は「黄色の研究」です
SDSC02021.jpg
まん中のタンポポは花が大きく背が高いのでセイヨウタンポポかもしれません。タンポポの右よりのニガナ風の植物にフォーカスしてみましょう
SDSC02020.jpg
これ、カワラニガナにそっくりではないですか? ということで Ixeris sp.
こちらは以前紹介したScorzonera austriaca としたものに似ていますが同じものかどうか???葉がくねっていませんね。
SDSC02017.jpg
さて、3枚目の写真で一番数が多かったのはこの植物です。科すらもわからないので①とさせていただきます
SDSC02048.jpg
秋になんだかわからないで撮った果実は①のものでした。凄く特徴のある果実。でもやっぱり科もわからない。
SDSC00010.jpg
②は①とちょっと感じが違うのですが、葉を見ると同じものですね
SDSC01992.jpg
③は図鑑のLeptopyrum fumarioides というのに似ています。キンポウゲ科ヒメウズサバノオ属
Leptopyrum fumarioides  SDSC02037
初めはヒメウズやサバノオと同じ属って言う意味かと思ったらヒメウズサバノオ属というのがあるのだそうです。そういわれればそういう感じなのでいいのかな?
これは群落の様子です
Leptopyrum fumarioides  SDSC02039
モンゴルに来て、秋に、この河原に来たのですが、唯一この花が咲いていました。あ、カワラサイコだ!と思いましたが、モンゴルにはとにかくこのカワラサイコ一族がたくさんあって名前が当てられません。
私としてはこの種が一番日本のものに近い気がします。Potentilla sp.
カワラサイコの仲間 SDSC00878
さあ、いろいろ出てきてごちゃごちゃしたので、ちょっと比較をしてみます
まずは?科の①とPotentilla属の④・・・・花はよく似ていますが、葉が違い明らかに別物ですね
カワラサイコと不明
同じく①とLeptopyrum属の③ 花の感じは似ていますが、作りが全く違います
nitamonoSDSC01992.jpg
先日のツェツェーグンでもカワラサイコの仲間が3つ出てきたのでここで一緒に紹介します
SDSC01738.jpg
SDSC01873.jpg
SDSC01923.jpg
これは⑦と同じですね。とにかくいろいろあるので、検索表をきちんと見ないと種の同定は難しそう・・・
SDSC01924.jpg
それではまた河原に戻って、やや湿った場所にあったこれはキンポウゲ科キンポウゲ属Ranunculus sp. でしょうか? 白毛が多いですね
SDSC02042.jpg
今度はアブラナ科。以前に山で見たものと同じかもしれません。
SDSC02012.jpg
SDSC02014.jpg
こちらもアブラナ科ですね。~ガラシという仲間(Rorippa sp.)でしょう。
SDSC02047.jpg
黄色の嵐いかがだったでしょうか? いつかきちんと名前がわかることを願って、とりあえずUPをいたしました。
  1. 2012/05/28(月) 01:02:21|
  2. 植物
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モンゴルのマツ

Pinus sibirica     SCIMG0726 さまる
みなさん、この実は何の種子だか知っていらっしゃいますか?

モンゴルでは大変有名な「サマル」という「マツの種子」です。この茶色い部分はとても固く、これを歯で割って、中の部分(矢印の部分)を食べます。日本では殻のない白い部分を中華食材としてなかなかの高級品として売っているのですが食べたことはありますか?
私は中学校の理科の授業で、中華食材の松の実を渡して、これがマツの種、中を割ると松葉の細い針のような芽が出てくるから、と裸子植物の種子の代表として観察させていました。もちろん観察後は食べても良いのですが、中学生には大変評判が悪く、今まで食べたもののうちで一番まずいという子も少なくありませんでした。
私は大好きなんですけれど・・・・マツ特有の香りが子供にはきつかったのかもしれません。
モンゴルの人でこれをまずいという人はまずいないでしょう。どこでも彼処でも老若男女とわずぼりぼり・・・・町中隅々までこの松の種子の殻でいっぱいです。

 この松の種子がどの松のものか知りませんでしたが、ツェツェグーンでそのマツを見ることが出来ました。
この松の林が件のマツ、シベリアマツPinus sibirica です
SSC01753.jpgS 松
これが葉と松ぼっくり。
SDSC01809.jpg
松ぼっくりが壊れたものから中の種子がこぼれていました。
SDSC01930.jpg
秋に種子が熟した頃を見計らって松ぼっくりを取り、この写真のような室に集めるのだそうです。
SDSC01804.jpg
手前の方で火をたいて暖めて乾燥させ、実をはじけさせるのだそうです
SDSC01805.jpg
室の周囲にはたくさん松ぼっくりを崩したからが散らばっていました。種子を採った跡でしょうか
SDSC01943.jpg
秋の初めには松ぼっくりのまま売っているのだそうですが、私が赴任した10月くらいはもう「種子」の状態で売っていました。生り年とあまりとれない年が数年おきだそうで、昨年は豊作だったので、きっと今年はあまりないでしょう。

こんな樹形の木があって、すわ、ハイマツ?と思ったのですが、どうも風の強いところでのシベリアマツの一形態のようでした。
SDSC01770.jpg
こちらはUBのマツ、ヨーロッパアカマツPinus silvestris です
SDSC01619.jpg
木肌が赤く、
SDSC01622 赤松
葉はこんな感じです。2本が束になっていて幅が広い(葉が白っぽいのはほこりやすすですすけているんです)
Pinus sylvestris SDSC00810
左がシベリアマツ、右がヨーロッパアカマツですが、葉が違うでしょう?シベリアマツの葉は立体的で厚みがあり、4本程度が束になっています
SDSC01809  松比較
赤松の雄花が咲きかけています
sDSC01632 赤松
こちらは雌花(もう終わって実になっていますけど。)上を向いて着いています)
SDSC01642.jpg
そして松ぼっくりは下向きになるんですね
SDSC01628.jpg
よ~~し、これでよくわかった、モンゴルのマツ、もうマツがえないぞ~~~!!
お後の支度がよろしいようで・・・・
  1. 2012/05/26(土) 09:11:02|
  2. 植物
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UBに華やかに花が咲き

SDSC01653.jpg
初夏の暑さと冬の寒さを切り返す厳しさにも負けずに、UBに華やかな花が増えてきました。花粉を媒介する虫たちも活動できる気候になったんですね。
この白い花は何?房状でバラ科。
シウリザクラ1
多くは低木のブッシュ状。
SDSC01553 シウリザクラ
見たことあるぞ、この花。イヌザクラとかウワミズザクラ?
SDSC01553 シウリザクラ
花穂の下部にに葉があるからイヌザクラではなく、ウワミズザクラPadus grayana
かシウリザクラPadus ssiori
sDSC01565.jpg
葉の基部がくさび状ではなくハート型なので、・・・一番近いのがシウリザクラです。
SDSC01563 シウリザクラ
モンゴルにバラかウワミズザクラ属でPadus asiatica というのがありますから、これかもしれません。

次はこれ、ズミのようですね!
sDSC01588 ズミ
昨年エゾノコリンゴとズミの見分けをじっくりして、一番簡単な見分け方は花に対する葯の大きさでした。マッチ棒の先のように丸く大きい葯をつけるのがズミですから、これはズミ?
でも花柄が比較的長い、若葉が丸まって出る、
SDSC01609 ズミ
葉の中に切れ込みがあるものがないのはエゾノコリンゴの特徴。
S DSC007861
日本と同じものではなさそうです。Malus一族の何かですね。
Malus 属で調べてみたら Malus Pallasiana Juz. シベリア野リンゴ(ドイツ語のサイトで意味を訳すとこうなりました)というのがモンゴルにあり、これかもしれません。
今UBできれいに咲いて目を楽しませてくれています
SDSC01633.jpg

さてこれはフサザクラのようですね。
1)SDSC00773 フサザクラ
Yahoo百科によれば「フサザクラ科はヒマラヤ、中国、日本に1属2種しかなく、類縁の不明な特殊な植物である。」で、日本のものはEuptelea polyandra Sieb.(そしてこれとは明らかに違う)、もう一つのヒマラヤ中国系のものは Euptelea pleiosperma。となると、後者の可能性が高いですね
てっきり雄花で、雌木が別にあるのかと思ったらこの花1つが両性花でした。雄花の根元に雌花がいて、しっかりそれがわかって分解して撮らないとわからないような雌花。
3)S DSC0077812
しまった!でもまだ1年あるぞ。来年こそ!

そしてこれはスグリの仲間Ribes sp.
SDSC01668.jpg
SDSC01672 suguri
モンゴルにはクロフサスグリRibes nigrumアカフサスグリRibes rubrum リベス・アルティッシムムRibes altissimum などがあるようで、果実を見ればすぐわかりそう

こちらはサンザシの仲間かと思います。Cratalgus Sanguinea かな?
SDSC01676.jpg
実がなりそうで楽しみ。(環境汚染が深刻なので私は食べないけど・・・・)

またどうなっていくかを見ていきますね。

  1. 2012/05/25(金) 10:33:34|
  2. 植物
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モンゴル 亜高山帯の森で

DSC01773.jpg
先日スミレなどをみたツェツェーグンの山、続きです
登りはじめはシベリアマツ、シベリアカラマツ、シベリアモミ、シベリアトウヒなどの針葉樹林。
乾燥している感じでしたが、林下は苔が覆い、木にはサルオガセがついて、夏には湿度の高い森になるのかもしれません
DSC01754.jpg
まだあまり芽が出ていませんでしたがいち早く芽を出している仲間達。
これはオダマキの仲間(Aquilegia sp.)のようです。モンゴルにはミヤマオダマキにそっくりなものがあるので、それの若芽かもしれません。
Aquilegia flavellata var. pumila     ミヤマオダマキSDSC01776
これ、見たことがあるような・・・・でも見当がつかず。後で、ああ、これがあの子だったのね、となるのを楽しみにしましょう
SDSC01765.jpg
これはどう見てもリュウキンカ。日本のものと同じかどうかはわかりませんがCaltha sp.ですね。
Caltha sp SSDSC01791
雪解け水のたまりの近くから草原まで幅広く咲いていました。
SDSC01933.jpg
これはキンバイソウのようです。その仲間でTrollius asiaticus というのがあるので、それかな?これも花が咲くのを待ちましょう。
Trollius asiaticus SDSC01872
樹林の下にはこういう環境の大好きな黄色いオキナグサが。こんな感じにそこかしこに咲いています
DSC01779.jpg
やっぱり、きれい・・・・・
SDSC01826.jpg
開けた場所には見慣れたミヤマネズのような木が・・・
Juniperus sp SDSC01780
葉の幅や裏側の様子、果実の形が分類のポイントだったと思いそれをとってみました。でも種名は現在不明。Juniperus sp
SDSC01795.jpg
山裾から山頂までたくさんあったこれはコケモモのようです。秋には多くの動物や人に恵みをもたらすに違いありません
SDSC01785 コケモモ
そして、これはガンコウランのようですね
DSC01784.jpg
ちょっと拡大。分布が幅広いので、日本のものと同じかもしれません。
DSC01783.jpg
これはイチヤクソウの仲間 Pyrola sp。
Pyrola spイチヤクソウ SDSC01841
山頂近くはこのような平原状になっていました。
DSC01863.jpg
雪解け水があちこちに小さな池を作っています
DSC01926.jpg
ここにもリュウキンカがたくさん見られました
Caltha sp. SDSC01861
Primula sp. 背が低く、5㎝弱の小さなサクラソウ。
Primula nutans SDSC01869
黄色いオキナグサとのツーショット
SDSC01821.jpg
山頂は岩場になっていました。
DSC01871.jpg
乾燥した岩場には、もうおなじみになった青いオキナグサ。やっぱりきれいなので出てもらうことにしました
SDSC01879.jpg
ブーケ状のオキナグサ
SDSC01914.jpg
岩陰に見られたこの子はずいぶん特徴のある姿。ベンケイソウの仲間でしょうか?
Sedum sp ベンケイソウのなかま?SDSC01812
全て種名が特定できずに申し訳ありません。
資料が少なくて~の仲間としかいえなくて・・・・
でも属まではたどれる、日本と似たものがたくさんでした。
  1. 2012/05/24(木) 00:16:29|
  2. 植物
  3. | コメント:0
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プロフィール

エイチツーオー

Author:エイチツーオー
ただいま海外シニアボランティアとしてモンゴルに派遣されています。植物と科学実験大好きです。
モンゴルではなかなか簡単に植物観察ができませんが、素敵な出会いがあったらUPします。皆様よろしく!
植物は素人ですので記事に間違いがある可能性があります。間違っていましたら教えてくださいませ。この場でまとめながら勉強したいと思っています。よろしくお願いいたします。

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